ついに達成! 四国八十八ヶ所巡礼

~社員Kさんの投稿~

           1番札所          霊山寺

転職して数ヶ月、新しい仕事での緊張の日々と不安な気持ちを抱えたまま

四国八十八ヶ所巡りに出発し、

結願まで6年、なんとか無事に

旅を終えることができた。

立派な志があったわけじゃない。

ただ、仕事以外のことを何か

していないと、不安で しかたがなかった。例えるなら、タバコに火をつけて

は消し、消してはつける…または、

ポマードで固めた髪を 濡れタオルで

いったん戻し、新ためてムースでキメ直す、そんな心境だったか…。

わからん…。

そして、なにより…

まだ若かった…。も少し髪もあった…。

動きにも、キレがあった…。

6年という歳月の間に消えてしまったもの、逆に、増えたもの、う〜ん、

思い出せない……無精ひげ…、逃げても

逃げても、ついてくる加齢臭…

旅で悟ったこと…無い…、

軽いっ!   軽すぎる、

あっという間の6年だった。

それだけ順調に、無事に、過ごさして  もらってきたということか…。感謝。

前フリが長すぎた…。

大部分は自動車で、数カ所はバイクで、険しい山の山頂にあるお寺へは、

あえて、麓からの遍路道を登ったり、

20キロ圏内に点在しているお寺には、

徒歩でまわった。

時には、道をたずねたおり、その方言に、ほっこりした気分になったり…

お茶やアメをいただいたりと…。

またある時は…、

高知県の足摺岬にある民宿に泊まった

次の朝。     広間で食事をしていると、

一人の女性から「倉敷からですか?」

と話しかけられた。その女性、土日や

連休をつかって、徒歩で88カ所を

まわっているという。

「一緒にどうですか?旅は道連れって言うじゃないですか、良かったらぁ」

喉元まで出かけたその言葉をぐっと

飲みこんだ…。   

遍路巡礼には、「同行二人」といわれ、一人で歩いていても、

弘法大師と二人連れだから、迷ったときも、寂しく感じたときも安心

しなさいという心強い言葉がある。

瞬時にこの言葉が思い出され、彼女の背後に さびしい目をしたお大師様の

お姿が……

           「ついてないっ!」

この日に限って、家族連れだった!   

隣には あえて素知らぬふりをする妻。

悟りきっているのか普段とかわらぬ

表情…、温和な眼差し……まさか、

お大師様と同じ表情ではないかっ!

迷いが振り切れた…。いや…

初めから 迷いなどない…。

まだまだ修行の身、悟りの境地は遠い



家の壁、電柱など様々な場所にある
道しるべに  何度も助けられた。  

助けられたお礼に、いつか会社の壁に

                             鳥取

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                 大阪←会社→広島

                               ↓

                             四国

                               ↓

                               ?

 描いたら、?まで飛ばされそうなので 想像までにしておこう。

                 第88番   大窪寺

                  
朝が早かったせいか、参拝客はおらず

僧侶が境内を掃く音だけが

シャーッ、シャーッと響いていた…。

最期の旅には、これを着せてもらおう

長い間生やしていた無精ひげも

やっと剃れる。

皆さん、終活の準備は進んでますか?

(あとがき)

立派になったわけでも、悟りきったわけでもない。

それでも歩いて、迷って、悩んで、

笑って、ここまで来れた…。

振り返れば、道はちゃんと続いていた。

先のことなんて、ほとんど分からなかったのに…。

だから今なら、少しだけ胸を張って言える。

迷わずいけよ、行けばわかるさ。

この旅も、人生も、たぶんそれでいい

また、新たな「挑戦」に向けて

やるしかないっ。

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