猿の惑星2025

瀬戸内海には、およそ3000の島があるという…。

今回は、地図から消された島、大久野島へ、毒ガス製造の視察に。

島へは、北前船…もとい、フェリーで15分ほど。

港に着くと、さっそく、コーネリアス村長の歓待を受ける。聞くところによると、昨日から

今や遅しと待ちかまえていたらしく、

24時間の空腹に耐えられず、倒れて

しまった仲間もいたという。

決して、寂しがり屋ということではない。

「しまった!手ぶらで来てしまった。自分用の地酒しかかってない!」

島民と仲良くなろうとやってきたのに…。

島内の道を歩いていると、どこからともなく、案内人がついてくる。

「この建物では、「ふ号作戦」で使う

風船爆弾を作っております。」

「和紙をこんにゃく糊で貼りつけて風船にします」

「今は繁忙期なので、昼夜問わず

およそ1000人が働いています」

「都会から離れており、ひと目につかない小さな島なので、毒ガスを製造してます」

「毒が肌につくと、火傷の症状に似た水疱ができるので、しっかり滋養の あるものを摂ってください。治療法はありませんから」

「ここでは、毒ガスのタンクを貯蔵してましたが、火炎放射器で焼かれてしまいました」

「今でも黒い、すすの跡が残っています」




空は、雲ひとつない快晴なれど、気分は重くなっていた……。

そんな時、出会った観光客の人間から、村長にあげるお土産をたくさん

いただいた。福山から来たという、うさぎ大好きさんで、20年程前から通い

つめているそうだ。

村長コーネリアスの妻、ジーラの子供達に、いただいたお土産を食べさせてあげる。

なんとか、案内のお礼ができた…。

気がつけば、滞在3時間。

今度は、にんじん持ってきますと

島をあとにした…。

自前の毒ガス製造方法は、これらの

食材を食べて寝ると、次の日の朝には

出来上がるという…。

(テント内では自爆の危険あり)

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